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「いい転職」できる人・できない人の決定的な違い 不安な時代に身につけたい「2つの会計的視点」

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  • 小山 晃弘 税理士法人小山・ミカタパートナーズ代表
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ちなみに私が思う「オプション」を広げる最強の方法は、英語です。いまや日本人の平均年収は韓国の平均年収より低いことをご存じの方も多いでしょう(経済協力開発機構<OECD>の2020年調査)。激しい競争を勝ち抜いて日本の有名企業に就職できたところで欧米の給与水準には遠く及ばないですし、歯を食いしばって生涯年収3億円を稼いだところで、その日本円自体の価値は下がっていることは知っておくべきです。

その点、英語が堪能なら転職市場は世界規模へと一気に広がります。今回の新型コロナで個人の飲食店も大ダメージを受けましたが、もし英語ができるのであればこれを機に海外進出する選択肢もあるはずです。

「スペシャリストかジェネラリストか?」という議論はどんな時代にもありますが、社会の変化への対応力という意味においては、これからの時代はジェネラリストのほうが有利ではないかと思うのです。

オプションが多いほど幸せになれる

それに同じ仕事をするにしても「自分はAという仕事しかできない」と感じながら仕事をするのと、「自分はAもBもできるけど、いまはあえてAを選んで仕事をしている」と感じながら仕事をするのでは、日々の幸福度や充実度がかなり違うはずです。

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たとえば、会社勤め(A)をしつつYouTuber(B)でもそれなりに稼いでいれば、不幸にも会社が倒産してしまったときや上司がどうしても我慢ならなくなったときに「辞めて、YouTubeで稼げばいい」という選択肢をとることができます。

さらに、「投資家としても実績がある(C)」などのほかのオプションが加われば、さらに会社勤めへのプレッシャーがなくなり、自由な気持ちで働けるでしょう。

一度きりの人生。時流に翻弄される人生よりも、自分なりに主導権を握ったほうが充実するに決まっています。そのためにも今回紹介したような「のれん」や「オプション」という会計的な概念を意識しながら、戦略的に自己投資やキャリア形成をすることをお勧めしたいのです。

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