今年の秋、あまりにも寒暖差が激しかった理由 この冬はラニーニャ現象で厳しい寒さに
日田(大分県)で35℃以上の猛暑日、アメダス150地点で30℃以上の真夏日になった、10月3日の天気図です。
気温が高くなった理由の1つは、高気圧に覆われて晴れた日が多かったためです。
さらに、偏西風が日本付近で平年より北を流れていました。
このため、日本の南で次々に発生した台風などが持ち込む暑い空気が日本付近に入りやすくなり、気温が高い状態が続いたのです。
10月後半は東京で真冬の寒さに
半袖日和の暑さから一転、10月後半になると急に寒さが到来しました。
最高気温は、10月15日頃まで全国的に平年を上回っていましたが、18日は全国的に平年より低くなりました。
さらに22日、東京は正午の気温が10.7℃しかなく、真冬のような寒さでした。東京の最高気温は、11日29.3℃、15日25.4℃の夏日だったので、1週間から10日間ほどで数カ月分の気温の変化があったことになります。
寒暖差がとても大きく、服装に迷った方も多かったのではないでしょうか。Twitterでは「寒暖差アレルギー」がトレンド入りしていて、体の不調を感じられた方もいたことと思います。
急に寒くなった理由
いきなり気温が低くなったのは、上空に平年より強い寒気が流れ込んだためです。
日本海に見られる筋状の雲は、寒気の吹き出しを表しています。
10月17日は、北海道の稚内、旭川、網走で初雪、八甲田山(青森県)、岩手山(岩手県)など北日本の山で初冠雪が発表されました。
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