今年の秋、あまりにも寒暖差が激しかった理由 この冬はラニーニャ現象で厳しい寒さに

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11〜1月の予想(出所:気象庁)

海面水温が高くなるインドネシア近海では対流活動が活発になり、積乱雲が発生しやすくなる見込みです。その影響で、ユーラシア大陸東部で偏西風が平年より北に蛇行し、日本付近で平年より南に蛇行することが予想されます。

偏西風が南に蛇行することで、シベリア高気圧が平年より南東に張り出しやすくなるでしょう。シベリア高気圧は大陸に溜まった寒気でできていて、張り出しが強いと日本付近に寒気が流れ込みやすくなります。

そのため、西日本を中心に寒気の影響を受けやすくなるでしょう。西日本の日本海側では、雪が多くなる可能性もあります。

昨シーズンは全国的に気温が高く、特に東・西日本で記録的な暖冬でしたが、今シーズンは厳しい寒さを覚悟しておいたほうがよさそうです。

寒さ対策×SDGs

防災グッズとして重宝するアルミシートは断熱効果が高いので、家の中でもカーペットや布団の下に敷くと防寒になります。湯たんぽも取り入れれば、寒い夜も快適に眠れそうです。

また、持ち歩けるあったかグッズの定番、携帯カイロは、使い捨てではなく繰り返し使えるものがあります。お湯で温めるカイロ、充電式カイロ、オイル式カイロなどがあり、見れば心もホッとするような可愛いデザインも出ています。

寒い冬を迎えるにあたり、環境に優しい防寒グッズを取り入れてみるのはいかがでしょう。

久保井 朝美 キャスター、気象予報士、防災士

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くぼい あさみ / Asami Kuboi

愛知県岡崎市出身。9月20日(空の日)生まれ。NHK総合「サタデーウオッチ9」気象キャスター。父の影響でよく登山をしていて、天気に興味を持つ。農業の経験や番組で気象情報を担当したことから、気象と生活・経済との密接な関係を実感し、気象予報士の資格を取得。子どもからお年寄りまで分かりやすく、命を守る情報を伝えるため、テレビに出演、全国で講演を行なっている。趣味は、お城めぐり、アニメ。2021年「美人すぎるお天気キャスターランキング」1位に選出。

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