ニュースアプリ大混戦、生き残るのはどこだ グノシー、スマニューなどが続々登場
スマートフォンで手軽にニュースを読める、ニュースアプリが注目を浴びている。新聞社や出版社が配信するネット上の記事を、一つのアプリでまとめて読めるようにしたものだ。
まだPCが主流の時代には、ポータルサイトのヤフーが、各媒体の流すニュースをまとめる役割を果たしてきた。PCからスマホへの転換期にある今日、ニュースアプリは、膨大な量の情報をまとめて選別し、届ける、キュレーション(目利き)サービスとも位置づけられる。
無料、自動配信が基本
相次ぐ参入で激戦区となっているのは、マスを対象にした、無料の総合ニュースアプリだ。中でも王道を行くのは「SmartNews(スマートニュース)」。12年12月に始動、ツイッターなどソーシャルメディア(SNS)で注目される記事を軸に、政治から社会、エンタメまで、幅広いカテゴリーで記事を自動配信する。「重視するのは情報におけるバランス。多様性を持たせるよう心掛ける」(鈴木健会長)。
通信環境のいい場所で事前にデータを取り込み、圏外でニュースを読めるようにしたのも画期的。地下鉄でスマホゲームを利用していた層も囲い込んだ。ダウンロード数は400万件を突破している。
今年8月には秋の米国進出に備え、グリーやミクシィなどから36億円を調達した。グリーとは米国進出支援やゲーム紹介で提携。ミクシィからは川崎裕一取締役を執行役員に招き、スマホ向け広告ネットワークを共同開発する。
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