グノシーは「スマホ・ポータル」を構想

群雄割拠のニュースアプリ市場<その2>

2日目の今回はGunosy(以下グノシー)だ。同社は2014年3月からTVCMの出稿を開始。「3分で旬のニュースをまとめ読みするグノシー」を謳い文句にしたウルトラマンのクリエイティブなどで話題になった。TVCMを出稿する前の累計ダウンロード数は180万だったが、2014年6月末段階で400万ダウンロードを突破。今特集で紹介する4サービスが公表しているダウンロード数の中では、トップを走っている。グノシーの今後の展望について、グノシー代表取締役共同最高経営責任者木村新司氏に話を聞いた。

6月から「広告収入>TVCM費用」を達成

2014年7月現在では、グライダーアソシエイツのAntenna(アンテナ)もTVCMを打っているが、この分野で最初にCMを投下したのはグノシーだ。累計17本のクリエイティブを用い、約10億円をTVCMに投下したという説もある。

「TVCMなどで、ダウンロード数は約400万を突破しました。今後もTVCMに出稿していきますが、この6月に調達した12億円をすべて投下するわけではありません。グノシーでは2013年11月から広告販売を開始しており、直近では広告売上からTVCMの費用を賄えています。今後も自社のPLで回せる範囲内でのTVCM出稿を考えています。今期の終わり頃(5月決算のため、2015年5月頃)には国内で800万ダウンロードを目標に置いていますし、現状のペースでは達成可能と見ています」(木村氏)。

■グノシー事業データ
ダウンロード数:400万
月間アクティブ率(MAU):非公開
日次アクティブ率(DAU):非公開
エンゲージメント率(DAU/MAU):非公開
ユーザー層: 30〜40代が中心。男女比6:4だが、TVCMでの獲得は5:5という見立ても
提供媒体数:約100
独自編集部の設置予定:なし
海外展開:英国、米国、カナダ、オーストラリアで既に開始

 

グノシーはGunosy Adsという広告商品を販売している。タイムラインに記事体で入る、Facebookのタイムライン広告と近しいスタイルを取る。筆者界隈でスマホ広告の出稿主にヒアリングしたところ、Gunosy Adsは費用対効果が高く、人気の広告メニューとなっているようだ。広告主の種類次第では、スマホ広告はFacebookとグノシーの2つを中心に出稿する場合もあるようだ。

次ページ初月の月商は約300万円
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