内輪感は「Picker発掘」で打破
2013年9月にサービスを開始したユーザベースのニューズピックス。後発ながら、記事に対してユーザーがコメントし、そのコメント欄に価値の重きを置くというスタイルで多くのファンを獲得。ニュースキュレーションアプリ戦争に名乗りを上げている。
かくいう筆者もサービスを開始した時からのユーザーであり、その成長過程を体感してきた。筆者が運営するメディア「The Startup」の直近の流入元別月間訪問者数はGoogleに次ぐ2位。今まで2位はFacebookだったが、その牙城を崩した。自動ピックの対象となっている各メディアにとっても、ニューズピックスでバズれば大きな流入に繋がる、という点で無視できない存在だ。
今回の集中連載では各社の7月時点の事業数値を掲載していく。ニューズピックスについては、下記のようにほとんど非開示だ。
月間アクティブ率(MAU): 非公開
日次アクティブ率(DAU): 非公開
エンゲージメント率(DAU/MAU): 非公開
ユーザー層: 現状はIT関連が多め
独自編集部の設置予定: あり
海外展開: 未定
「ここ最近は、イノベーター層からアーリーアダプター層まで普及の波が移ってきた印象です。KPI(重要業績評価指標)に置いているのは、エンゲージメント。DAUやコメント率、滞在時間でそれを測っています。ユーザー層はまだIT業界の比率が高いですが、ビジネスパーソン全般を対象としたサービスであり、重厚長大な企業にお勤めの方や、政治家の利用も増えてきました。内閣官房副長官の世耕弘成さんからも、pickいただいています」(梅田氏)。
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