狙うは世界。グノシー支えたデザイナー集団

デザインを制す者が、ウェブを制す

2014年、日本のウェブ業界の次のトレンドは何か。昨年が「ビッグデータ元年」だとすれば、 今年は「ユーザーインターフェース元年」になるかもしれない。コンピュータと人間の関係を円滑にするために発展を続けるユーザーインターフェース(UI)。数々のウェブサービスが乱立する今日では、UIを制するものがウェブを制するといっても過言ではない。UI関連ビジネスで成長を続ける2つのスタートアップへの取材を通じて、なぜ今UIが重要なのか、UI関連ビジネスの最前線で何が起きているのか、考察する。
今回取り上げるのは、UIのデザイン・設計で成長を続ける株式会社グッドパッチ。「デザインパートナー」を標榜する同社の事業戦略からチーム作りに至るまで、同社CEOの土屋尚史氏の話を交えながら、分析する。
株式会社グッドパッチ代表取締役兼CEO土屋尚史氏と社員たち(撮影:今井康一)

「未来の職業はたくさん生まれている。今や、データサイエンティストを話題にしない人はいない。私たちは、ユーザーインターフェース(UI)のエキスパートが、未来の職業の一部になると考えている」

これは、2013年末、サンフランシスコで開催されたカンファレンス「ロードマップ2013」で、GEのシニアバイスプレジデント兼チーフマーケティングオフィサーが述べた言葉だ。物とインターネットの融合を進める世界的大企業の幹部が、データと同じくらい、デザインも重視していると表明したのだ。世界中で、「UIのエキスパート」への需要が高まっていることをうかがわせる一言だ。

そんな「UIのエキスパート」集団として、日本から世界を目指すのが、株式会社グットパッチ。同社はUIの設計・デザインを専業とし、Gunosyや47NEWSといった人気サービスのデザインを手掛けている。創業2年で従業員数は30人を超え、昨年末にはデジタルガレージから1億円を調達した、新進気鋭のスタートアップだ。

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