「イライラしやすい人」がとりつかれている考え 私たちは意外とくだらないことでイライラする

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周囲の声や情報に振り回されていませんか?(まんが:Jam)
平気で「ため口」をきいてくる後輩にイライラ。大量に送られてくる広告メールにも腹が立つ……。気がつくと、いつもイライラしていませんか?
人生がうまくいくか、いかないかは「感情次第」といっても、過言ではありません。人生をうまく進めていく人の共通点は、こうした自分の感情と現実との折り合いをつけるのが、うまいこと。本気で「いい人生を送りたい」と考えたときに、自分のネガティブな感情を整理していくことは、どうしても不可欠なのです。
どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情との付き合い方は、人生において重要なスキルといっていいでしょう。では、どうすれば感情の整理ができるのか? 『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』を書いた作家の有川真由美さんと漫画家のJamさんが解説します。

「まぁ、いいじゃないか」とゆるく構える

(まんが:Jam)

インターネットで「いちばんイラッとすること」というアンケートがありました。3位は「遅刻されること」、2位は「会議中に携帯電話が鳴ること」。そして、はえある(?)1位は「相手が急にタメ口になること」だそうです。私たちは意外とくだらないことで、イラッとしているのかもしれません。他人と意見が合わないとか、批判されたとか、ミスしたとかではなくて。

先日、あるマナー講師とご一緒したときも、レストランで「注文をとりに来るのが遅い。マナーが最低」とイライラを表し、「ここには二度と来ない!」と怒り心頭でした。そんなにイライラしていたら、寿命が縮まってしまうのではないかと心配になるほど。

時間や礼儀に厳しいのは、日本のすばらしい点です。期待に応えてくれる確実性や、相手に対する心配りは、ほかに類を見ないでしょう。しかし、「許されない空気」の環境下では、いつも漠然としたイライラを抱えてしまいます。厳しさは、努力や成長につながる一方、それが裏目に出ると自分や他人を追いこみ、機嫌のよさや幸福度を阻害している、ということもいえます。

重要な点では厳しさをもつことも大切ですが、イライラがひどくなりそうな“イライラ限度ライン”を意識し、それを超えそうになったら、「まぁ、いいじゃないか」とゆるく構えることも必要だと思うのです。

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