「イライラしやすい人」がとりつかれている考え 私たちは意外とくだらないことでイライラする
「こんな問題が起きたら、どうする?」と、できるかぎりの危機を想定して、予防しておくことが大事。このツメが甘いと、「まさか……」という事態が起こり、慌てることになります。
「これだけは、ぜったいにうまくいかせたい」という願望であれば、「こうなるためには……」と先を読んで、とことん対策を考えてみること。そうすれば簡単にダメになることはありませんから。
それでも、「まさか、こんなことになるとは……」という“まさかの坂”がやってくることがあります。そのときは、しょうがない。「なにが起きるかわからないのが人生!」と気持ちを切り替えて対処し、またその坂を上っていきましょう。
精神的な無視を貫く
会社のなかにピリピリ、イライラといった重苦しい空気が漂っていることがあります。イライラしている人がいると、影響を受けやすいもの。特に少人数のオフィスだったり、イライラに立場的な圧力が加わったりしていると、こたえるものです。
これは社内だけでなく、家庭のなかでもある光景かもしれません。空気を明るく変えたいところですが、よっぽど大笑いするような強い刺激でもないかぎり、難しいものです。そんなときは、自分だけでもとりこまれないようにするしかありません。
そして、殺伐とした空気に潤いを与えるように、自分だけは人にやさしい言葉をかけたり、ねぎらったりしてあげましょう。そんな現場こそ、みんなが潤いを求めているもの。自分も穏やかな気持ちになって、人に汚染されないための防御策にもなります。
ただ、問題はイライラの矛先が自分に向けられてきたときです。そのときも、気にしなくていいのです。相手の感情はこちらの責任ではなく、相手自身に責任があります。八つ当たりされたり、「あなたは~だ」と非難されたりしたら、「あら。そうですか?」と聞き流して相手にしないのが、心を害されない最善策。
相手から批判されても、「この人は私とちがう考えなんだ」ということを認めるだけで、流されないこと。どうでもいいことで戦って自分の正義を証明する必要もないでしょう。自分の気持ちは、自分でわかっていれば、それでいいのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら