「学生からウケがよい」インターンシップTOP10社 2年連続首位のニトリが支持される理由とは

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昨年と今年のインターンシップはオンライン形式で開催されるものが多かった。オフィスに行かずディスプレイ画面で参加する不自由はかなり大きいはずだ。しかし、5位の凸版印刷は、オンラインで成果をあげている。下記のコメントには「実際」「実践」という言葉があり、学生の喜びが表れている。

「オンラインながらグループディスカッションの実践などができた」(文系・早慶クラス)

グループワークではバランスの取れた進行とともに評価や助言が重要だ。凸版印刷は「しっかりとしたフィードバック」「親身に質問に答える」点が学生の好印象につながっている。

「グループワークで新しい商品を考えるプログラム。人事からしっかりとしたフィードバックがあったため印象がよかった」(理系・その他国公立大)

オンラインの利点を生かす工夫

コロナ禍でのインターンシップが2年目を迎え、2022年卒採用ではオンライン対応の工夫が進んだように見える。アバターを使う企業もあるし、新規にゲームを作成した企業もある。そういう工夫も印象的だが、興味深いのは、オンラインによって全員参加型にする企業が多いことだ。リアル参加型のインターンシップでは物理的な制約があるので、学生を選抜せざるをえないが、オンラインではそういう制約を軽減できる。

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もう1つのポイントは、フィードバックだ。声かけと言ってもいい。「質問はありますか」「次」と形式的に進めるのではなく、黙っている学生には「○○さんはどう思う?」と声をかけ、質問があれば「いい質問ですね」と答えてあげる。インターンシップを一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションの場にすることで、学生は学び、成長の手応えを得る。インターンシップは本来そういう場であるはずだ。

自由度の高いオンライン型インターンシップだからできることは多い。もっと多くの工夫がこれから登場するはずだ。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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