3位東京海上日動火災保険のコメントの特徴は、旧帝大クラス、早慶クラスの学生が多いことだ。上位校の学生コメントは長いことが多く、ロジカルだ。インターンシップは座学中心だが、社員の熱意に学生が好感している。
「座学中心であったが、多くの社員と会えて社内の雰囲気を感じ取ることができた」(理系・早慶クラス)
「新規事業創造グループワーク。規定時間終了後も居残って課題を進める学生に、社員も自らの時間を削ってアドバイスやブラッシュアップに積極的に協力してくれた」(文系・旧帝大クラス)
「講義、グループワーク、座談会を通じて、包括的に会社を理解することができた。グループワークでは優秀なメンバーとともに活動できたのも刺激となった」(文系・旧帝大クラス)
説明会やインターンシップでは、学生と年齢の近い若手社員や内定学生を使うことが多いが、東京海上は違う。部長や課長、海外駐在員と年齢、職階、勤務地の異なる社員が登場している。
「実はあまり興味がなかった業界ではあったが、大変細やかな座学によって業界の理解が深まった」(文系・旧帝大クラス)
「とにかく丁寧で、コロナ禍で社員訪問の機会が限られている就活生に、インターンシップ内で幅広い部署、役職の社員と話をする機会を非常に多く設けてくれた」(文系・上位私立大)
1日にみっちり詰まったプログラム
同じく3位楽天のインターンシップは1day。多くの1dayインターンシップは学生の負担を軽減するために数時間のものが多いが、楽天はハード。朝から夕方までみっちり詰まったプログラムだ。
「1dayだったが、朝から夕方までみっちり営業ワークを体験できた」(文系・早慶クラス)
「オンラインでありながら、グループワークを行ってくれた点がよかった。オンラインインターンシップは2時間程度の企業が多い中、6時間ほどあり、会社を詳しく知ることができた」(文系・その他国公立大)
プログラムは多種多様。下記にあげられた業務は、企業法務と営業だが、役職の高い社員が説明役として登場している。年齢の離れた社員は学生の共感を得られないという思い込みがあるが、学生コメントを読むと勘違いのように思える。人間力に富み、言語が明瞭な年配社員に対する信頼感は強いようだ。
「企業法務を体験できるプログラム」(文系・早慶クラス)
「営業を体験できる。フィードバックがもらえる」(文系・早慶クラス)
「事業について深く学べ、役職の高い社員から多くの話を聞くことができた」(文系・中堅私立大)
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