社会人でも「勉強を続けられる人」がしていること 挫折せずに学び続けるための6つのルール
海馬は、私たちが起きている間に脳に入ってきた断片的な情報を整理し、必要だと判断したものを仕分けて、長期記憶として大脳皮質に保存します。いわば書類をファイリングし、タグ付けしてから保管庫にしまうようなもので、この働きがあるから必要なときに必要な情報を検索して、脳から引っ張り出すことができるわけです。
このタグ付けの作業は、睡眠中に行われます。よって、情報をインプットしてから就寝すれば、寝ている間に学んだ情報が整理され、学習内容を思い出しやすくなります。さらに翌朝起きてから再度その情報を確認すれば、学習内容がしっかりタグ付け保存されたことをチェックできます。睡眠が記憶の定着を促すことは、さまざまな実験結果からも明らかになっています。
こうした睡眠による記憶の固定効果を最大限に生かすには、「インプット→睡眠→チェック」の流れを毎日のスケジュールに組み込むのが有効です。せっかく努力して覚えたことや身につけたことを無駄にせず、記憶として定着させるために、就寝前と翌朝の復習をルーティンにしましょう。
効果的・効率的な学習スケジュールを作る
1週間のスケジュールを作ったら、まずは1回、そのとおりに実行してみましょう。実際にやってみると、想定とは異なることも出てきます。
「出社前に自宅で2時間勉強しようと思ったが、集中力が続かない。1時間やったら移動して、残り1時間は会社近くのカフェでやってみよう」
「リモートワークの日は夕方にウォーキングしながらシャドーイングをしようと思ったが、この時間はクライアントから急な連絡が入ることもあるので家を出にくいな。だったら気分転換を兼ねて、お昼時にやってみようか」
このように、自分にとってより効果的・効率的な学習スケジュールを再検討し、翌週のスケジュールを組み立てて、また実行してください。しばらくPDCAを回してみると、自分にとってベストな学習スケジュールがわかるはずです。
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