社会人でも「勉強を続けられる人」がしていること 挫折せずに学び続けるための6つのルール

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

よって、1日単位ではなく、1週間の中で必要学習時間を達成できるようにスケジューリングするのが、挫折しないコツです。

「どこかで帳尻を合わせるなら、2週間単位や1カ月単位でもいいのでは?」そう思うかもしれませんが、スパンが長すぎるのもよくありません。なぜなら人間にとって、「7」より大きな数字を扱うのは難易度が高いからです。

アメリカの心理学者ジョージ・ミラーは、人間が短期的に記憶できるチャンク(情報の塊)の数は7つ前後だとする「マジカルナンバー7±2」と呼ばれる理論を提唱しました。

また経営学でも、1人の上司が管理できる部下の数はせいぜい7人までだとする「スパン・オブ・コントロール」の原則が知られています。アマゾン創業者のジェフ・ベゾスも、「1つのチームは、ピザ2枚を囲める人数以下にしなければいけない」というルールを提唱していて、5人から8人程度の少人数体制を推奨しています。

よって、理論的に考えると、時間管理も「7日間」のサイクルで回していくのが、人間にとって最も管理しやすいと言えます。

これは皆さんも、感覚的に納得できるのではないでしょうか。「今週できなかった分は来週やろう」と思っても、いざ翌週になると「今週も忙しくてやっぱりできなかった」となりがちです。必要学習時間は1週間の中でやり切ることを前提に、スケジュールも1週間単位で立てるのが鉄則です。

予定を詰め込みすぎない

ルール2 週に1日は「予備日」にする

1週間単位でスケジューリングする際は、そのうち1日を予備日として空けてください。先ほども言ったように、どうしても必要学習時間をこなせない日もあります。急に体調が悪くなったりすることもあるでしょう。その場合は、足りない時間を予備日で補います。平日に仕事をしている人なら、週末の土曜か日曜を予備日にすると調整しやすいはずです。

もちろん、頑張って計画どおりに学習をこなしたら、予備日を休養日にしても構いません。数カ月や1年の間、ずっと全力で走り続けるのは難しいので、適度にリフレッシュすることも大切です。

次ページ「早朝」「隙間時間」を無駄にしない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事