マクドナルド復活“第2幕”--7年目、原田改革の新機軸
店舗間売り上げ格差12倍 収益低い小型店を一掃
今年、マクドナルドはさらなる攻勢に打って出ようとしている。
2月の本決算説明会。原田社長は、向こう1年内に全店舗の1割強に当たる433店舗を閉鎖、3~5年内に633店を集客の見込める立地へ移転すると発表した。社長に就任してから、合計で1500店以上の店舗を入れ替える計算になる。
現在店舗間売上高格差は、平均月商で最大12倍の開きがある。売り上げが大きい店は、都心の大型店や地方のドライブスルー併設店に多い。一方少ないのが、サテライト店と呼ぶフードコート等に位置する小型店だ。
創業者・藤田田氏時代、同社は1991年から03年まで、合計3000店もの急速出店を実施した。が、その多くが収益力の低いサテライト店だった。それらを「負の遺産」と名付けて一掃すべく、120億円に上る特別損失を計上してまで大改革を遂行しようとしている。
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