2020年10月に、ヤマハの電子楽器向けの半導体を作っていた旭化成マイクロシステム延岡工場で火災が発生した。ヤマハは電子楽器向け半導体の多くを旭化成マイクロシステムに頼ってきた。世界的な半導体不足もあり、電子楽器向けの供給不安に拍車をかけている。
悩んでいる企業はヤマハだけではない。カシオなども今期から徐々に半導体不足の影響を受け始めている。だが、ローランドは今下期分の半導体在庫を使い機動的な増産に取り組んでいるなど、対策がうまくいっている。こうした背景からローランドや河合楽器は期初から2021年度の業績見通しを引き上げる一方、見通しの不透明感からヤマハは上方修正に踏み切れなかった。
BCNが2021年8月に発表した2021年上半期の電子ピアノ実売台数ランキングによると1位はカシオのPriviaシリーズだった。ヤマハ製品は2位、3位に入るものの、10位までにヤマハ製は3製品のみだった。
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