日銀もついに「テーパリング」するときが来た 日本銀行が犯した「5つの間違い」とは一体何か

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競馬である。あれだけ、一口馬主をすすめておいて、自分が出資しないのは誠実ではないような気がして、以前から出資したことのあるクラブの馬に出資することにした。

さまざまな鉄則を人には勧めたが、実際に自分で出資するときには、その全部を守れなかったことをお詫びしたい。

2頭出資したのだが、うち1頭は、そのクラブの歴史上、もっとも高い値段の馬にした。馬が断然すばらしかったことが理由だが、残念なことに、牡だった。まあ牡だから高いのだが、仕方がない。これは走ると思う。

もう1頭は、母親がすばらしく活躍した馬で、上の兄姉もコンスタントに勝っている馬にした。そして、馬体も立派ででかい。ダート専用だが、むしろその分安く、人気がないかと思った(が、実際には人気があった)。
とにかく無事にデビューしてくれることを祈るばかりである。

新潟記念の本命はトップハンデのトーセンスーリヤ

週末のレースのほうは、新潟記念(5日の新潟競馬場第11R、距離2000メートル、G3)。

ザダルが1番人気と思われるが、この馬の父は、トーセンラー。産駒数ということで言えばややマイナーといえるかもしれないが、実際の血統の中身は超一流。母系も力強いアメリカの一流血脈で、ザダルはトーセンラー産駒の中で出世頭(獲得賞金が一番多い)である。

しかし、私の本命は、大好きなローエングリンの子供のトーセンスーリヤ。両頭ともトップハンデだが、ハンデ戦はハンデの重い馬からというのが鉄則だ(JRAのハンデは強い馬に極端に重くはしない。特に、0.5キロと刻んだときは、0.5キロおまけのことが多い)。

しかし、トーセンは大馬主である島川隆哉氏の冠だが、トーセンの馬たちはこれだけの超良血の馬ばかりであってもなかなか勝てないのだから、われわれの出資した馬が勝てないのも無理はない。ともかく、すべての馬の無事を祈りたい。

小幡 績 慶應義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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