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有力新薬を相次ぎ投入し国内ナンバーワン目指す--第一三共次期社長 中山讓治

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--現場の課題は何ですか。

社員は優秀で一生懸命働いてくれている。仕事はハードだが、士気は高い。課題は組織の力を高めていくこと。そのためには上下関係にとらわれずに対話を活発化させることが重要。第一三共は大企業だが、一人ひとりは中小企業の社員だという気持ちで会社を盛り立ててほしい。

--業界の将来をどう見ますか。

決して冬の時代ではない。変化の時代であり、成長のポテンシャルは十分にある。ただし、長期的にはさらに大きな変化が起こる。

ブロックバスターと呼ばれる、年商10億ドル規模の大型新薬は今までのような頻度では出てこない。低分子化合物はかなり開発され尽くしている。開発する新薬の分子量が大きくなってくるとともに、開発の難しさも増している。そうした状況を踏まえて、研究開発の体制も刷新した。がん、循環器・代謝領域のほかに、あえて名前をつけない分野を設けた。その中で画期的な新薬の開発に正面から取り組んでいく。

■第一三共の業績予想、会社概要はこちら

(岡田広行 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2010年6月26日号)

なかやま・じょうじ
1950年生まれ。大阪大学基礎工学部大学院修士課程修了、ノースウェスタン大MBA。サントリー取締役、第一サントリーファーマ社長などを経て、2010年4月第一三共副社長執行役員。6月28日付で社長就任予定。

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