元ホステスの占い師が見た「転落する人の共通点」 夜の銀座で見たトラブルに巻き込まれやすい人

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現在は、各メディアでのお悩み相談に加え、個人鑑定は「ココナラ」で行っている。先日、占いカテゴリーで初めての「プロ認定」も受けた。

ココナラは個人のスキルを売買するマッチングサイトで、プロ認定とはユーザー(購入者側)が安心して利用できるように品質を保証するものだ。ココナラのCEO室のキュレーションチーム、近藤咲菜氏によると、占いはオンラインと好相性である一方、企業としてはかなり丁寧なルール作りを求められるという。

ココナラでの藤島さんのトップページ画面

「サービスは制作系と相談系に分かれており、占いコンテンツは相談系になります。2020年8月期の流通高は全体の約30%と、特定カテゴリーのシェアとしては高いと言えます。占いとオンラインは非常に相性がいいコンテンツではありますが、企業としては占いを扱うことでさまざまな制約がある。そこで法律事務所にも入っていただき、相当な工数を割いて細かいレギュレーションを作ってきました。それでも占いを扱うのは、私たちの背中を押してくれるサービスを応援したいという気持ちがあるからです」

「コーチング」のように利用するのもアリ

8月末執筆時でココナラの占いサービス出品数は51万6224件。プラットフォーマーとして占いの「品質管理」にも取り組んでいる。

「目視だけではなく、テクニカルの面でもエンジニアのリソースを割き、コンプライアンスを遵守する体制を構築し、トラブル防止に努めています」(近藤さん)

自身も自社のいくつかの占いサービスを購入してみたという近藤さん。

「今後のビジネス運などを何人かの占い師の方に聞いてみると、それぞれ答えが異なったりするのですが、裏付けを聞くと納得できる。コミュニケーションの方法も勉強になるし、自分はどのような言葉で励まされるのか、喜びポイントを知ることができたのは価値ある経験でした。コーチングのように利用するのもアリだと感じます」

占いは全知全能の神ではなく、人生の道しるべだと話していた藤島さん。背中を押してほしいことがあったら、相談してみるのもいいかもしれない。

島田 ゆかり ライター

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しまだゆかり / yukari shimada

月刊誌・企業広報誌などの編集を経て、フリーランスのライターに。寺社好きが高じ、お寺業界の様々なトレンド、裏事情などを取材、発信。ほか、女性のライフスタイルなどの企画・編集・執筆も手がける。

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