40代で花開く、新しいキャリアがある!

イケア泉川さんの”奇想天外”なキャリアに学ぶ

35歳以上のビジネスパーソンは、経験を十数年重ねてきた実績があるだけに、今後のキャリアを考えるうえで「今までやってきたこと」にとらわれがちだ。
転職を考える場合は、「自分のやりたいこと」や「理想の働き方」、「自分に合う社風かどうか」なんてことは二の次で、今までなじんだ職種・業種にこだわる――。これまでのキャリアが生かされないのはもったいないと感じるうえに、今更、新しいことをする情熱も勇気もそう簡単には湧いてこないからだ。
だが、イケア・ジャパンの人事部長、泉川玲香さんの「40歳前後での転機」の話を聞くと、もしかしたら40歳なんて年齢はまだまだ「新しいことに挑戦する時期」なのではないか、いやむしろ、これからが人生の上り坂なのではないかと、希望が湧いてくる。前回記事に続き、泉川さんに話を聞く。
前回記事:「痛快!イケア泉川さんの40歳キャリア」はこちら
イケア・ジャパンの人事部長、泉川さん

30代後半、ある映画会社で抜群の待遇で処されていた泉川さん。だが、偶然の出会いに導かれ、泉川さんは、イケアというまったく違う職場に転じることになった。

「それが面白い話でね。当時、私が勤めていた会社と同じビルにイケアが入居してきたのです」

当時のイケア・ジャパンは、従業員20人程度の小さな組織。日本人の社員は経理担当者が2人と、店舗開発者が1人の計3人しかいなかった。そして、泉川さんは、そのイケア・ジャパンが人事部長を探していると、古くからの知り合いである、ヘッドハンターから聞かされた。

「でも、上陸したての外資系ゆえ、撤退リスクを心配して、なかなか候補が見つからないと言うんです。ついては、面接だけでもいいから受けてくれないか?と。『やだよー』と抵抗したのですが、彼女があんまりに『玲香ちゃんとイケアは合う、合う』と言うものですから、『話を聞くだけよ』といって、お会いすることにしたのです」

こうして、泉川さんは同じビルのイケア・ジャパンの門戸をたたいた。そして、イケアの人の話を聞くうちに、たちまち「私はここで何かをしなくてはいけない」と使命感に駆られてしまったのだと言う。

イケアの価値感との、運命の出会い

まるで、啓示を受けたかのように、イケアに引き付けられ、転職を決意した理由とは何だったのか?

それは、イケアの「人」。そして、「人に対する考え方」や価値観だったと言う。

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