納得!だからあの人は「部下がついてこない」のか 現場が自発的に動く「PDアプローチ」の反転質問
現場にとって、理想のリーダーとは?
できるリーダーには3種類のタイプがあります。
第1に、「職人気質」タイプ。自分では仕事ができるけれども、なぜうまくできているのかを語ることができない人です。
第2に、「評論家」タイプ。これは自分では何もできないけども、教えたり説明することに長けている人です。
第3に、「プレイングマネジャー」タイプ。仕事ができて、しかもうまくいく理由を語れる人です。
現場にとって、理想のリーダーはどのタイプでしょうか。
第1の職人型マネジャーは、若い部下にとってついていくのは大変です。親方の背中を見て技を盗み取れ、といったやり方では、いまの若い人たちはついてきません。第2の評論家タイプも、いまの若い人には嫌われるでしょう。
では、第3のプレイングマネジャータイプが理想のリーダーでしょうか。しかし、この「できて語れる」万能型リーダーもまた部下がついてこない可能性があります。というのも、このタイプのリーダーが「語れる」のは、あくまでも「因果関係が明確な領域」に限定されるからです。因果関係が不明な場合、そもそも「語る」ことはできません。
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