子どもの「数学的思考」を育てるスマホアプリ4選 家族で楽しむボードゲーム、幼児向けパズルも

拡大
縮小
家族で楽しみながらIT学習ができるゲームを紹介(写真:Ushico/PIXTA)
プログラミング教育が小学校で必修化され、世界的にもIT人材の需要は高まる一方です。
そんな中、こどもに「次世代を生き抜くためのITリテラシー」を身につけさせるには何をすればいいのか、悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
そこで、インスタグラム日本版の立ち上げを担当し、ITエンジニア・教育者として活躍する松林弘治氏に、
・まず親自身が身につけたい最低限のITリテラシー
・数学的・論理的思考を育むことができるオススメのゲームアプリ(本記事3ページ目以降)
を聞きました。
本稿は新著『シン・デジタル教育 10年後、わが子がAIに勝つために必要なこと』から一部を抜粋・編集しお届けします。

スマホで「消費する」だけの日本人

「学校の授業で、パソコンやスマホ、タブレットなどがどれくらい活用されているか」の調査において、日本は主要先進国を含むOECD加盟国の中で最下位に甘んじています。

日本の児童・生徒のスマホ使用率は高く、多くの子どもが日常的にSNSで友人とメッセージをやりとりしたり、好きなアイドルの情報を収集したり、ゲームを行ったりしています。一方、パソコンを使って勉強したり、創作したりすることには活用できていないのです。

この事実は、日本人の子どもたちが「消費者」の立場に甘んじていることを意味します。

他人が作り出したものや情報をただ消費するだけのまま大人になった先には、どんな未来が待っているか。言葉は悪いですが「搾取される側」の人間になるということです。

次ページ子の「IT格差」は親次第
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT