「筋肉系」と「文系」対照的な2人が電撃婚した理由 出会いから8カ月で結婚した人たちの経緯

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「誰かと一緒にいたいな、と思って結婚相談所に入ることにしました」

その結婚相談所は準大手であり、担当のカウンセラーとは一度も顔を合わせることはなかった。週に1回ペースで送られてくる会員情報の中から自分の判断でお見合いしたいかどうかを決めるのが基本だ。もちろん、相手から断られることもある。

貴美子さんが条件として挙げていたのは、「年収400万円以上」「身長170センチ以上」の男性で、自分と同じ県に住んでいること。

「私は女性にしては身長が高めなので、自分より少しでもいいので背が高い男性がいいと思っていました」

貴美子さん自身の条件が悪くないこともあり、お見合いや仮交際はたくさんできた。しかし、お互いに様子見であることが多く、真剣交際へと進むことはできなかった。

「カウンセラーにメールで相談したことはあります。予約をすれば電話かメールで相談できるシステムでした。そのときは5人の男性と仮交際をしていたのですが、『あなたは闇雲に活動しているように見受けられます』と一方的に言われてしまって……。私には向いていないのかもしれないと思い、半年後に退会しました」

ゆるい婚活で「オネット」へ……

かといってマッチングアプリは怖いと感じている貴美子さんは、筆者が個人的に主催しているオネット(大宮ネットワーク)を見つけた。結婚したい筆者の読者同士を引き合わせるという、趣味の一環ではじめた社会人サークルのような活動だが、これが「ゆるい婚活」手段の1つとして、目にとまったという。

オネットでは、相手にアプローチしてもらいたい受け身の人を「受けオネット」、自らアプローチしたい人を「攻めオネット」として分かれてもらう。前者は筆者がインタビューしてプロフィール記事を作成し、ネットで公開する。それを見て興味を持った人は、より詳細な情報を読んで、お見合いも申し込める、という仕組みだ。

お見合いから婚約までは、婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生が伴走してくれる。筆者とマチコ先生という見守り役がいるぶん、マッチングアプリよりは安全度が高いが、収入証明書などを提出してもらっているわけではないので、結婚相談所ほど完璧ではない。

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