「声の大きな上司」に空気を支配されない方法とは 米海軍で屈指の元潜水艦艦長が教える忖度対策

拡大
縮小
言葉の使い方ひとつで会議が変わる、皆の意見を出しやすくする仕組みとは(写真:ふじよ/PIXTA)
言葉の使い方を変えることで、自分が率いる潜水艦の評価を最低から最高に引き上げ、ベストセラー『7つの習慣』の著者、コヴィー博士から絶賛された伝説の艦長がこのほど、『LEADER’S LANGUAGE(リーダーズ・ランゲージ) 言葉遣いこそ最強の武器』を上梓した。
あらゆる組織のリーダーに役立つ、伝え方のパラダイム転換を促す本書から、一部を抜粋・編集して、声の大きなリーダーの意向に支配されず、皆の意見を出しやすくする仕組みについて紹介する。

上司が部下に同調を強いてくる根本理由

私たちには、産業革命期の古いやり方が染み付いている。仕事の役割を、意思決定をする青ワーカー(上司)と、決まったことを実行する赤ワーカー(部下)に分担していることもそうだ。

『LEADER'S LANGUAGE 言葉遣いこそ最強の武器』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

このやり方が染み付いていると、リーダーがチームと協力して何かを決めようとする時、リーダーは意見の幅を広げるプロセスを飛ばして、意見を収束することに一気に飛ぼうとする。

つまり、「みんなはどう思う?」と尋ねることなく、「私の意見はこうだ。みんなそれでいいか?」と尋ねるのだ。

ブレーンストーミングや意思決定を行う会議でよく使われている言葉を見れば、これは明らかだ。そういう場ではたいてい、上司が意見を提示して、周囲はその意見に同調する。上司は同意を強要するばかりで、他者の意見に関心を示そうとしない。

上司は、自分が望む答えに誘導する質問や、自分を肯定するための質問しかせず、異議が出れば抑えつけ、強引に合意に持ち込む。そんなものは「連携」ではない。連携の名を語った強要だ。

次ページ強要をやめ、チームと連携をとろう
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT