市販の蒸し麺で超簡単「最高の焼きそば」の作り方 特別な材料は必要なし!ソースの使い方に秘密
まずは袋の裏に書いてあるレシピどおりに作り、これを「普通の焼きそば」としてベンチマークにしました。マルちゃんレシピはキャベツと豚肉のみの具材でシンプルな作り方です。サラダ油小さじ1を引いたフライパン(中火)で具材を炒め、麺と水(60cc)を加え、ほぐしながら炒めます。そこに付属している粉末ソースを加えれば完成です。
作ってみると麺をほぐすために加える水の量に驚きました。これだけ入れると「べちゃべちゃになってしまうのでは」と心配になりますが、最後に加える粉末ソースが余分な水分を吸い込み、仕上がりが安定します。さすがメーカー推奨の袋裏レシピ、よくできています。
弱点は水を多く入れるので、一瞬麺が煮た状態になり、コシがやや失われること。焼きそばのおいしさはモチモチした麺にあるので、これは避けたいところです。もちろん、秋田の横手焼きそばのように麺にやわらかさを求める場合には有効な手法です。ただ、やわらかくなるということは麺が水分を吸い込んでいるということですから、その場合は水ではなく温かい状態の「出汁」または「スープ」を加えるといいでしょう。
「オタフク焼そばソース」のレシピでも作ってみた
次にスーパーで売られていた「オタフク焼そばソース」のパッケージの裏に記載されているレシピどおりに焼きそばを作ってみました。
驚いたのは使用するソースの量です。1人前に使用するソースの量はなんと50g。このソースは1本、300gですから6回で使い切る計算です。
パッケージに記載されている作り方は、麺をキャベツの上に置いて蒸し焼きにする、というもの。実際、キャベツの蒸気がどの程度、麺の加熱に影響するのかはわかりませんが、とりあえず指示に従います。「焼そばソース」の場合は水を入れずに直接ソースで炒めていき、あっという間に出来上がりました。
さきほどの粉末ソースとは見た目も明らかに違います。味はかなり濃い目で、麺全体にソースが絡まっているせいか、モソモソ感がありません。鰹節などのうま味も強く感じ、キャベツにまでしっかりと味がついています。僕には若干、ソースが多すぎるように感じましたが、目玉焼きなどを添えるとちょうどよさそう。
比較すると結論としては粉末ソースよりも液体ソースを使うパターンが僕の考える焼きそばには向いているようです。
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