今回は、大きな反響があった、前回のコラム『英語が話せなくても、問題ない世界が来る』の続編です。
私がまだ社会人として駆け出しの頃に勤めた金融機関では、配属となった部署のおよそ半数がアメリカ人やイギリス人であり、仕事のほとんどすべてが英語、それも早口の英語で行われていました。
英語のシャワーを浴びていれば、すぐ耳は慣れるが・・
これまでの自分の人生で、英語を話さなければならない環境に置かれたことはなかったので、初めのうちはとても戸惑い、まったくその環境についていくことができませんでした。
しかしながら、毎日のように英語のシャワーを浴び続けていると、少しずつではありますが、早口の英語が聞きとれるようになっていきます。そして、3カ月が経過した頃には、自分の頭のなかで英語を日本語に変換して考えるのではなく、英語をそのままの英語で理解できるようになっていったのです。
おまけに、たとえ知らない単語(言葉)が出てきたとしても、相手の表情や会話の前後の内容から類推できるようにもなりました。
配属となった時に、部署のリーダーから「英語ができなくても気にするな。どうせ何か月もすれば慣れるから」と言われていましたが、英語が英語のままで理解できるようになって、初めてその言葉の意味が「そうだったのか」と得心できました。
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