サムスンの絶頂期が永続するとは思わない--李潤雨・サムスン電子副会長

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 人材も重視しました。グローバルに考え、いろいろな人の声に耳を傾け、優秀であればどこからでも人材を取り入れてきた成果なのです。

ただ、ビジョン2020を達成するには、もうフォロワーというだけでは難しい。新しいライフスタイルを顧客に示すためには、サムスンも革新的、かつ創造的な何かに取り組まなければなりません。

--日本の電機産業にとってサムスンは、ライバルであると同時に重要な取引先でもあります。サムスンの生産・製品戦略が日本、そして世界の電子産業を左右します。

日本と弊社との間には、年間約1兆円相当の取引があります。サムスンから半導体などを日本に販売する一方で、日本から部品や素材を購入しています。そして実は、日本から買い取るほうが少し多いのです。この対日赤字の一方、中国に対しては大きな貿易黒字の状態が続いています。日本から部材を買い、韓国で加工し中国へ輸出、中国は再加工して全世界へ売り出す。こういったグローバルコーポレーションが、サムスンの経営を支えています。

今、日韓の政府首脳が頻繁に行き来していますが、そこで語られる政策課題の一つが、部品や素材を手掛ける日本の優れた企業を、韓国へ誘致しようというものです。すでに入居している企業もあります。これはサムスンにとって、有利な政策です。取引先が日本にいると、人件費や物流費が高くついてしまうからです。日本の優れた技術を移転してくれる政策は、高く評価したいと思います。

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