頭のいい人と平凡な人で違う「頭の使い方」の差 自分の周りに置き換えると本質が同じと気づく
絶えず自分の問題に置き換える訓練をする
情報をうまく使うためには、絶えず意識して、自分の問題に置き換えていく訓練が有効です。
ある情報を自分の問題に置き換えてみる頭の使い方は、話が上手な人の頭の使い方に似ています。話が上手な人というのは、相手の話の要点を的確につかみ、自分に関する似た話をして場を盛り上げていきます。他人の話を自分の話にして、自分のペースに巻き込んでしまうわけです。無意識に抽象化と具体化ができているのです。
情報を自分のものにしていくには、そうした頭の使い方が必要です。自分に関心があることがらはもちろん、自分の問題とは無関係のように見える情報も、どんどん自分の話に置き換えてみるのです。
例えば、テレビ番組で、ある人の失敗談が放映されているとしたら、「自分も似たような経験をしたなあ」と思うのでもいいですし、逆に「自分はそういうこととは正反対のことをしているな」と気がつくだけでもいいのです。あるいは、「自分だったらそういうときにどうするのか」を考えてもいいでしょう。どんなことでもいいので、自分に置き換えて考えるクセをつけるのです。これが、情報を自分のものにしていくプロセスです。
そうやって情報を自分のものにするクセをつけておくと、情報に含まれているさまざまなエピソードを、人生の教師にしたり反面教師にしたりできます。
絶えず自分の問題に置き換えて考えていると、どんな情報でも役立てることができるようになってきます。
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