ひとつでも、日常的に継続されていれば、モラハラの可能性大です。
「モラハラ・DV夫」の場合は、妻がそれに気づくことが解決の第一歩となります。「自分さえ我慢すれば」と考えてしまうなら、共依存の関係になっているかもしれません。「自分が悪い」と自己否定したり、「どうせ反論できない」という無力感を自分自身が感じていたりするなら要注意です。「理屈攻め」がエスカレートして暴言があったり、威圧感や恐怖を感じたりするなら、自分1人で抱え込まず、周囲や専門機関に相談してみましょう。
どのタイプの夫にも「なんで?」「どうして?」は禁句です。納得がいかないと、つい言ってしまいがちですが、心理学でもこれらの言葉は、「デンジャラス・クエスチョン」と呼ばれ、関係性を悪化させるフレーズです。相手は責められていると感じて、心を閉ざすだけでなく、反発も感じてしまいます。夫に感情的な気持ちをぶつけても、解決することはほとんどありません。「見て察してよ」という気持ちや、「相手はきっとこういう考えに違いない」という思い込みもNGです。夫婦といえども、まずはお互いに事情や考え方があるということを自覚しましょう。
「こうあるべき」という思い込みは捨てる
そして、相手をコントロールしようとしないこと。夫に腹が立つという根底には、「思いどおりにコントロールしたいのにそうならないことへのイラ立ち」があります。とくに、夫婦関係は「こうあるべき」という思い込みが強いほど、相手にイライラしてしまうもの。そもそも自分と相手は別の人格。思いどおりに動かそうとするのが無理なのです。イラッとしたら、自分の考え方も少し見直してみる。そして過度に期待しすぎないことで、自然とお互いの心地よい距離感がつくれます。
また、夫自身を否定する表現はNGです。「父親らしくして」「そんなこともわからないの」などというのは、相手の人格を否定する表現です。「○○らしく」という言葉は基準が曖昧ですし、関係性を悪化させやすいので使わないようにしましょう。
毎日一緒にいるからこそ、イラッとしてしまう夫やパートナーとの関係。お互いが心穏やかに過ごすためにも、上手に付き合っていけたらよいですね。
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