非学歴エリートは、幸せですか? 私自身の人生を歩んでいるから、幸せです

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自分の責任で人生を作っていく

「自分らしく生きることで、ストレスの少ない人生を送る」ために、私自身は、自分自身と関係のあまりないことで自分の人生を左右される要素を極力排除しようと思いました。学歴という過去、しかも親パワーがどうしてもかかわってくるようなことで、母子家庭で育った自分自身を判断されないためにはどうするか?

また、自分自身が持っているであろう秘めた可能性を、学歴という一面だけで判断されずに開花させるにはどうするべきか?

つねに考え、行動してきたわけです。発射台が低かったこともあり、「幸せな人生って誰かが与えてくれるものだ」という考えはなく、「幸せな人生は自分で切り開いていくものだ」と当然のようように考えていました。

一歩階段を登れば、今まで見えなかったその先が見えてくる、人生における選択肢が増えるはずだ、だから周りから見てダサくても一歩一歩確実に上っていこう、と考えていました。他人の評価はあまり気にしたことはありませんが、自分自身にはウソをつかず、いつも正直でいたと思います。

現状維持や、所属する会社にいつまでも生き方が定義される人生は、受け身の人生ですから、はたして自分自身の人生を生きている、と言えるでしょうか?大人になるということは、何かをあきらめることではなく、自分の責任において自分自身の人生をつくっていく、ということです。自分で意思決定する範囲が広がる、すなわち自分で自分の人生に責任を持つ。これが学生と社会人の大きな違いのひとつです。

ご質問者様はまだ大学生で、なおかつ当時の私同様に一般よりも低いポジションにいるとお考えのようですので、あえて最後に言います。今のポジションならば見るべきは上だけですよね?

ご自身の人生の主導権を握るべく主体性を持ち、ご自身の人生の主役として幸せな人生を送ってください。

Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.(バーナード・ショーの言葉)

 ※安井さんへの相談は、こちらまでお送りください。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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