経営者は「占い師」に何をみてもらっているのか 占いは振り回されるのではなく、活用するもの

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もともと心配性で考えすぎるところがあり、「自己肯定感が低い」と感じていた新井さんは、占いのコーチング的可能性に気が付いたという。

40歳になって会社を立ち上げるときも、経営者としてはコンプレックスがいっぱいだった新井さん。それでも多くの決断をしなければならない中、占いの考え方が支えになったそうだ。

「新米経営者でしたが、未熟なんて言い訳をしていられない。そんなとき、ポジティブスイッチの入る占いの考え方は、非常に思考の訓練になりました。私がお付き合いのある占い師の方々はみなさん、頭の中が常に整理されています。タイミングや相性も頭に入っているからか、アドバイスも非常に明快で的確です。

占いは付き合い方だと思うのですが、『私、どうしたらいいんでしょう』と漠然とした未来の質問をするよりも、ある程度自分で考えた答えを持っていて、確認のために占いを活用するとビジネスにも役に立つと考えています。経営者の中にはお抱え占い師がいる人が多いとも聞きますが、自分の選択や考えについての確認や相談をしているのではないでしょうか。現状を把握した上で、アドバイスをもらい、よりよく変えていく感じですね」

占いとは「アドバイスをどう判断し、行動するか」

自分に軸がない場合は、占い師に「答え」を求めてしまうが、自分に軸があれば、占いは自分が持っている「答え」の精度を上げたり、よりよいタイミングでその「答え」を出したりする助けとなるーー。占いは使う人や、使い方によっていかようにもなるものなのだ。

新井さん自身は、占いを使うことで人生が変わったという実感がある。

「先が見えず不安になりがちだった私が、どのタイミングで何をすればうまくいくか、あるいは自分の本来の気質を知ったことで、いろいろなことにとらわれず、未来を向いて自信を持って動けるようになりました。

ポジティブな思考を持っている方が、物事は確実にうまくいきます。そしてそういう意識で過ごすと、直観が研ぎ澄まされてくる感覚があります。決断も早くなり、次に進みやすくなる。そして自分の成長につながり、人生に厚みも出る。進むべき道も自ずと見えてきます。私はそれを体感しました」

新井さんがイヴルルドさんと一緒に過ごす中でわかってきたことは、「占いとは、アドバイスを自分でどう判断し、行動するか」ということ。自分軸をしっかり持った経営者だからこそ、占いに振り回されるのではなく、占いを「道標」の1つとして活用できるのかもしれない。

島田 ゆかり ライター

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しまだゆかり / yukari shimada

月刊誌・企業広報誌などの編集を経て、フリーランスのライターに。寺社好きが高じ、お寺業界の様々なトレンド、裏事情などを取材、発信。ほか、女性のライフスタイルなどの企画・編集・執筆も手がける。

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