マーケの基本のキ「3C分析」ありがちな失敗例 自社の都合を優先した分析に陥っていないか?
仕事の「スピード」と「質」はできる限り上げたいもの。
『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』では、コンサルティングの現場で実際に使われている、実用性・汎用性が高いフレームワークが紹介されています。本稿では同書から一部抜粋しお届けします。
市場&競合を知り、自社の戦略を導く「3C分析」
3Cとは「Customer」(市場・顧客)、「Competitor」(競合)、「Company」(自社)の頭文字をとったもので、マーケティング上の問題や課題を3つのCに分解します。
「市場はどうなの?」「自社には、どんな強みがあるの?」「競合はどうなの?」と、それぞれの要素を分析したうえで、解決策や改善案を見いだしていこうという手法です。
3Cは、マッキンゼー・アンド・カンパニーの日本支社代表だった大前研一氏が1980年代に提唱した考え方で、著書『ストラテジック・マインド』(プレジデント社)の中で詳細に書いています。
なお、Customerに市場と顧客の2つの訳語をあてているのは、マクロ的な視点で市場全体を見たほうがいい場合もあれば、ミクロ的な視点で顧客1人ひとりに焦点をあてたほうがいい場合もあるからです。
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