文章がヘタな人は説得力のある構成を知らない

できるビジネス文書をつくるためのコツ3選

説得力を爆上げして人を動かし仕事を進める力を手に入れましょう(写真:time99lek/iStock)
同じ事実を伝えるにも、説得力のある人とない人がいます。同じ商品を営業するにも、魅力的に話せる人とそうでない人がいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。それが文章の場合なら?
ベストセラー『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の著者、藤吉豊さんが、説得力の上がる文章の書き方のコツ3つを解説します。

「説得力のある人・ない人」は何が違うのか?

僕が検証した100冊の文章術をまとめた本のうち、実に38冊に、文章の「型」の重要性が書かれていました。「型」とは、文章の流れを示すパターンのことです。

「38冊」というのは、全40のポイントの中で「2番目」に多い(つまり重視している人が2番目に多い)冊数です。

文章のプロの多くは、「頭の中に浮かんだことを浮かんだ順番で書くより、型に合わせて書いたほうが、伝わりやすく説得力のある文章になる」と説いています。

① 「結論を先」に言う

文章のプロの多くが実際に使っている型の中でビジネスシーンに向いているのは以下の2つです。

・逆三角形型……「結論→説明」。結論を先に述べる。

・PREP(プレップ)法……「結論→理由→具体例→結論」。結論を述べたあと、結論に至った理由と具体例を述べる。

この2つはどちらも、結論を先に出しているのが特徴です。

結論を先に出すメリットは、次の5つです。

(1)「この文章は何が言いたいのか」が明らかになるため、情報を的確に伝えることができる。

(2)最後まで読まなくても概要がつかめるので、読み手の時間を取らない。

(3)「一番大事な情報」を先に書けばいいので、文章の「書き出し(導入部分に何を書くか)」に悩まない。

(4)文章を短くする場合も、「後ろ」から削っていけばいいので、結論を削らなくて済む。

(5)重要な情報を最初に提供するため、読み手の関心が高くなる。

同じ話を聞いたり読んだりする場合でも、まず結論を知ってから詳細を付け足すほうが、物事の全体像をとらえやすく、細部も理解しやすくなります。

次ページ人によって受け止め方の違う言葉を使わない
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