文章がヘタな人は説得力のある構成を知らない できるビジネス文書をつくるためのコツ3選

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②形容詞や副詞をなるべく数字に置き換える

次の2つの例文を見てください。

どちらの文章が、より説得力が高く、プロブラムの稼働を促せると思いますか?

例文A
プロジェクトの進行が、とても遅れています。原因を突き止め、できるだけ早くプログラムが稼働するようにしてください。
例文B
プロジェクトの進行が、2週間遅れています。原因を突き止め、8月2日にはプログラムが稼働するようにしてください。

例文Bのほうが「説得力がある」と感じた方が多いのではないでしょうか。

何かを説明する際によく使われる言葉として、形容詞や形容動詞、副詞があります。

・形容詞……名詞や代名詞を修飾する言葉。「熱い」「美しい」など「~い」で終わる。

・形容動詞……人やものの性質、状態、感情などをあらわす言葉。「満足だ」「静かだ」など「~だ」で終わる。

・副詞……おもに動詞、形容詞、形容動詞を修飾する言葉。「ゆっくり」「とても」「すごく」など。

これらは、「受け取る人によって幅の出る言葉」です。ある人にとって、「とても遅れている」は1カ月かもしれません。一方、スケジュール管理に厳格な人にとっては、1日の遅れを「とても遅れている」と感じる場合もあります。

明確に数字にすれば幅がなくなる

「幅のある言葉」は、ビジネスシーンではとくに避けるようにするといいでしょう。例文Bのように明確に数字化すれば、幅がなくなり、内容をはっきり伝えることができます。

先ほど僕自身も、文章の「型」の重要性が「100冊中38冊」に書いてあり、それは「全40のポイントの中で2番目に多かった」と書きました。

「100冊のうち、たくさんの本に文章の『型』の重要性が書かれていて、ランキングでも上位でした」

と書いた場合と比べて、説得力に差があったのではないでしょうか。

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