ワールドカップ・真のサポーターとは何か 日本代表への心ない批評にモノ申す

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コロンビア戦に負けたらグローバルエリートの弟子も、即引退

さて、間もなく予選リーグ最終試合のコロンビア戦が控えている。順当に考えればコロンビアのほうが強そうだし、地の利もあるし、勢いもついている。おまけに日本が勝ったとしても、コートジボワールがギリシャに勝てば、予選リーグ敗退が決まる、という厳しい環境だ。

しかし、勝利が絶対条件なだけに、日本にとっては思い切り攻撃型で試合に臨めるいい機会であろう。また今までW杯で活躍できず忸怩たる思いでいる選手たちに、「このままでは終われない」という気持ちが全面に出た、ハングリー精神たっぷりの好試合になることを期待したい。

私は残り1試合となったW杯最終予選、日本がコロンビアに2点差以上をつけて勝利し、ギリシャがコートジボワールと引き分けて決勝進出、という「ほんまかいな」シナリオを本気で応援したい。そして「そこまでせんでも」と慰留してくれることを内心期待したうえで書くが、本気感を出して退路を断つべく、もしコロンビアに負けたら、グローバルエリートの弟子の座を返上し、普通のおじさんに戻ってコラムニスト業界からも引退することをお約束しよう。

それくらいの本気度と強い思いを持って、奇跡の逆転劇を祈ろうではないか。そして仮に負けたとしても、一生懸命頑張ってくれた監督と選手たちに暖かく敬意を表して優しく応援するサポーターでありたいし、また対戦相手の国のチームの勝利をたたえるジェントルマンでありたいものである。 

ワールドカップの試合ごとに、応援する代表選手チームが成長するのみならず、サポーターの質も成長していることが望ましい。この意味で、次の試合ではスタジアムの掃除をして賞賛されるのではなく、勝っても負けても選手たちにとってすばらしいサポーターでいられるよう、親愛なる読者の皆様に呼びかけたいと思う。

ブラザー・キム

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東洋経済オンライン「グローバルエリートは見た!」およびびベストセラー「世界中のエリートの働き方を一冊にまとめてみた」の著者の後継者。香港を拠点に世界を飛び回り、コラムを執筆する。

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