彼が道ゆく人に手渡しているのが「ゲイやレズビアンを歓迎するカトリック教会支部マップ」だ。
ビバリーヒルズからサンタバーバラまで、南カリフォルニアのカトリック教会の中で「同性愛者に特に門戸を開いている支部22箇所」がリストアップされている。
移民の街であるロサンゼルスには子供の頃、カトリック教会で洗礼を受けて育ったという同性愛者もたくさんいる。大人になり、保守的なカトリック教会から足が遠のいている人も多い。
「確かにゲイの人々を快く思わないカトリック教徒のいる支部もあります。でもここに挙げた支部ではLGBTの誰でも歓迎しているし、ゲイやレズビアンの子供を持つ両親のサポートグループもあります」とケネディ氏。
前提として同性婚は認めない立場の教会に、結婚している同性カップルが手をつないで足を踏み入れても、本当にウェルカムなのだろうか?同性愛者の生き方を変えようと「説教」したりはしないのだろうか?
「同性婚に反対というより、結婚は男女間の神聖なもの、というのがカトリックの考え方なんです。でも、神はゲイもレズビアンも等しく愛していますから、彼らを変えようなどとはしません」とケネディ氏は「受容」を強調する。
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