持病抱えた人は今、通院にどれだけ慎重なのか

緊急アンケートでわかった患者の受診意思

アンケートで「予定通り受診する」と答えた患者が挙げた理由の多くが、「病院は感染防止対策を徹底しているから不安はない」「受診している医療機関の感染防止対策が信用できる」「感染防止対策だけでなく、PCR検査関連は一般患者と分離されている」などだった。来院者の感染に対する不安を払拭するための、病院による受診環境の整備への取り組みが功を奏した形だ。

それ以外に多かったのは、服用している薬剤が切れてしまうためという理由だった。「定期的に飲んでいる薬がなくなると困る」「持病の薬がなくなるので」などの声があった。なかには、「継続して服薬しなくてはいけない薬があり、それを受診のたびに症状に応じて減量しているため」といった回答もあった。

延期しても「結局は受診しなければならなかった」

このほか、「前回(昨年4月から)の緊急事態宣言では延期したが、結局は受診しなければならなかったため」「病気の悪化、再発が心配なため」「がん手術後の経過観察のため」「術後経過観察で年1回、胃カメラの検査をしている。コロナも心配だが、がんのほうがより心配だ」「病院で採血して現在の検査値を知りたいから」などといった声もあった。

自由記述では、以下のようなものがあった。

「治療内容に合わせて重要度の高いものは予定通り受診する。重要度が低く、延期が可能と思われるものについては医療機関に相談して決める」
「定期的な受診は、今の症状を悪化させないためにも不可欠なので」
「医師、看護師共に対応が素晴らしい」
「受診しないリスクのほうが感染リスクより大きい」
「医師を信頼している。感染防止対策の実際を知っている」
「定期的な採血、各種検査が必要であるほか、オンライン診療では対応できないため、通院を継続せざるをえない」
「生活習慣病を悪化させないため」
「透析治療を受けているので、いかなくてはならないから」
「仕事の関係で、ほかの日程では都合が合わないため」
「コロナも恐いが、持病の定期検診を中止するほうが不安」
「抗がん剤治療を続けているので」
「通院でないとできない処置があるから」
「宣言が終わってから受診するのでは、間隔が空きすぎてしまう」
「診察してもらわないと不安なため」
「毎日飲まないといけない薬があり、処方してもらわないと体調を崩すためやむをえず」
「3密(密閉・密集・密接)を避けるなどのルールを守って行動すれば問題ない」
「手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスといったことのほか、余計な物に触れないように注意している」
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