実例で学ぶ「売り上げを伸ばす」デザインの凄技 センスだけに頼らない「書体」と「色彩」の使い方
良いデザインは人の心に訴えかけて、人を動かすことができます。実質は同じ商品であっても、商品名やパッケージのデザインが良ければ売れますが、デザインが悪ければ売れません。このことはプレゼン資料や企画書にも当てはまります。DX(デジタルトランスフォーメーション)、アフターコロナ時代に向けて、今やビジネスで勝ち抜くためにはデザインへの十分な配慮が必須になります。戦略デザインコンサルタントでアートディレクターのウジトモコ氏の新著「これならわかる! 人を動かすデザイン22の法則」を基に、今回は「書体」と「色彩」の使い方をお届けします。
書体は発信元のキャラクターを伝える手段
良いデザインには、人を動かすための原理原則があります。原理原則を理解できると、商談のプレゼン資料、商店のポップ、保護者会の案内状といったものだけでなく、ブランディングやマーケティングにおいても、他社(他者)より優位に立てます。
ここでは、まずデザインにおける「書体」の使い方の原理原則について述べます。文字を含むデザインのほとんどは、選んだ書体によって印象が大きく変わります。文字数が多い場合はもちろん、少ない場合でも、書体でまったくイメージが変わってしまうのですが、特に顕著なのは、キャッチ(見出し)の書体です。
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