コロナ禍の婚活「年収で相手を選ぶ」とヤバい訳 結婚を急ぐ20代女性、30代前半男性が急増

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ただ、オンラインを成功させるには、オンラインならではのテクニックを身に付ける必要もある。オンラインの場合、相手に伝わる情報は限られてしまうからだ。

映像として見えるのは、上半身と背景。背の高さやスタイルに自信がある人でも、オンラインでは伝わりにくい。限られた情報の中でどう差別化するかが重要になる。

男性であれば、あえてスーツを着てネクタイを締めるのも一つの方法だ。オンラインでは服装が少しラフになりがちだから、きちっとした服装は「この人は他の人と違う」との印象を相手に与え、差別化につながる。

女性なら、はっきりした色の洋服がいい。オンラインでは壁を背景にすることが多く、淡い色になりやすい。淡い色の洋服では背景に溶け込んでしまい、印象が弱くなってしまう。

また、意外に差が出やすいのが声だという。オンラインでは情報が限られているだけに、声が相手の印象に残りやすい。優しい声で強弱をつけて話すのがお勧めという。

年収は1年前の金額である点に注意

コロナ禍のように普通ではないときは、結婚でも二極化が進む可能性が高いという。ベスカ神戸の福山昭二さんはこういう。

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「こんなときは、とくに行動力のある人がチャンスをつかみますから、何も行動を起こさない人は、ますます結婚から遠ざかってしまうと思いますね。ただ待っていても白馬の騎士など現れませんから」

危機のときには、誰も助けてくれない、頼りになるのは自分自身。こんなときこそ、積極的に行動するしかないというわけだ。

また、コロナ禍で相手を見極めるポイントも変わっているという。婚活の際には、互いの年収をオープンにするが、会社の源泉徴収票などを基本にしているため、1年前の金額となる。普通であれば大きく変動することもないかもしれないが、いまは年収1000万円だった人でも、コロナによるリストラで仕事を失う可能性もある。

だから、年収で結婚相手を選んでしまうと、失敗する可能性がある。

「今年は年収が絶対に減るから、年収だけで相手を選ぶと失敗するというレポートを会員向けに発行しているところです」(村田さん)

年収よりも相手がどんな仕事をしているかを確認して、その職業が将来どうなるかを想定しなければいけないという。これはコロナ禍に限らない。時代の変化についていける職業なのかを見極めることにもつながる。

婚活事情は時代とともに変わっていくが、コロナ禍で変化が加速している。若年層がオンラインを駆使して婚活に積極的になっている一方で、30代後半以降のミドル層は出遅れている感が否めない。「いずれは結婚したい」と考えているのであれば、いまこそ積極的に婚活しなければ、取り残されてしまう可能性が高い。

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