「コロナ禍で就活する学生」が今やるべきこと 1年後に環境がよくなる保証はどこにもない

✎ 1〜 ✎ 230 ✎ 231 ✎ 232 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
コロナ禍で就職が決まっていません。このまま就職浪人をするべきか、卒業して就職活動を続けるべきか迷っています……(写真:tkc-taka/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

来年卒業ですがぶっちゃけ就職が決まってません。このまま就職浪人をするべきか、1回卒業して就職活動を続けるべきかガチで迷っています。
コロナ以前は「マジ楽勝」「こっちが企業を面接しているようなもん」とか言ってみんな余裕しゃくしゃくで就職活動をしていましたが、今は様子が様変わりで、フェアじゃありません。1年違っただけでこんなにも人生が狂うとは思いもしませんでしたが、そうは言ってもいられないので、どうしたらいいでしょうか。
バイトはやっていますが、以前よりもシフトを入れるのが厳しく、社会に対する不信感しかありません。ちなみに周りには取りあえず実家に避難とか言ってる人もいますが、自分的には現実的ではありません。よろしくお願いします。
大学生 西の学生

コストとリターンのバランスを考えて判断する

その間に何をするかが大事であり、目的であるべきです。両者の選択肢自体はその間にやることに応じて決めればよいことであり、単なる手段にすぎませんから、その2択で悩むのではなく、やることに応じて決めましょう。

この連載の記事一覧はこちら

そのうえで、両方の選択肢におけるかかるコストとその間におけるご自身の成長、つまりリターンのバランスを考えて判断をすればいいでしょう。就職浪人を仮にしたとすると当然のことながら学費を含めたコストがかかるわけですし、いったん卒業して何をなさるつもりかはわかりませんが、いずれにせよコストはゼロというわけではないでしょう。

そう考えると、例えば前者の選択肢の場合は追加の1年間の間にかかる学費という出費を正当化するために、ご自身で何をするかが大事になってきます。

単に就職環境が悪いから、という理由で漠然と過ごしてしまっては、文字どおり1年経つだけであり、成長=リターンはゼロという結論になってしまいます。

次ページ自分に学費以上の価値があるかどうか
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事