「コロナ禍で就活する学生」が今やるべきこと 1年後に環境がよくなる保証はどこにもない

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大事なことは存在しない正解を探そうとするのではなく、自分はどう考え、その結果としてどう行動したかという、思考と行動のつながりであり、ロジックです。

そういった思考力や行動力はやがて仕事をする力にもつながりますし、採用する側もそういった積極的な学生を選びたいと思うはずです。

危機のときに何をするか、どう行動するか。人間の真価が問われるのはそういったところです。そしてそういった行動が多くいる学生さんの中において、就職活動における西の学生さんの差別化要因にもなりうる、つまり就職可能性も高まる可能性もあるのです。

ですからどっちの手段を選択するか、ではなく本質を考え、行動してほしいのです。

危機だからこそ、前向きにチャレンジを!

私自身もいわゆる就職氷河期世代でしたので、周りには積極的に行動する人もいれば、反対に多くはまさに決断の先送りとばかりに、現実逃避の選択肢をしていましたが、当然5年、10年と経つにつれて両者の差は広がる一方でした。

何もしない、とりあえず逃げる。これでは道は切り開けません。正解でなくとも、まずは自分なりに何をするべきかを考え、行動に移し、成長に対して貪欲になるべきです。そしてそれがやがてご自身の社会人としての基礎にもなりえますし、ご自身を救う経験にもなりうるのです。

危機だからこそ簡単な選択肢ではなく、前向きにどんどんチャレンジしていくべきです。

何をするべきか。まずはそこから考えましょう。

西の学生さんが本質部分の目的を熟慮し、もって最適な手段としての選択肢を選ばれるであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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