(第43回)大学別就職人気企業ランキング(北海道大学編)

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●NTTグループ大躍進の北海道大学

 現在、志望している業界(3つまで選択可)
 業界を3つ選択しなかった学生もおり、1人当たりの平均業界選択数は2.95。
北海道大学では、他の大学と大きく異なる面白い結果が得られた。全体の志望業界1位は「エネルギー」、次いで「商社」と「情報処理・ソフトウェア」が同数という結果になった。回答者の学科系統別シェアを見ると、他大学と比較して「情報・通信系」学生が多いことから、「情報処理・ソフトウェア」が上位に来るのも不思議ではないが、理系学生だけの意識調査で「商社」が堂々の2位に入ったことは注目に値する。どこかの学科系統に偏ることなく、満遍なくほぼすべての学科系統から得票している。1位の「エネルギー」は「環境系」の学生からの得票が多くなっている。

 続いて人気なのは、「総合電機・家電」、「通信」、「食品・食料品」の順。「総合電機・家電」と「通信」は「情報・通信系」で、「食品・食料品」は「生物・農学系」で票を伸ばした。以下、他大学でも人気の高い「化学」に次いで、「シンクタンク・コンサルタント」が上位に食い込んできた。これまでの傾向では、首都圏以外ではそれほど人気のなかった「シンクタンク・コンサルタント」であるが、北海道大学では少し様子が違うらしい。「エネルギー」が1番人気になるなどの地方大学のカラーも持ちながらも、「商社」人気といい、「シンクタンク・コンサルタント」人気といい、北海道大学は首都圏の大学に通じるカラーをも併せ持っているといえる。

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