東洋経済オンラインとは
ビジネス

「iPhone 12 Pro Max」驚きの特別なカメラ性能 「2020年シリーズ最高峰」を実際に使ってみた

7分で読める
2/3 PAGES

iPhone 12 Pro Maxの最大の特徴は、巨大な画面サイズ以上に、充実する特別なカメラだ。これまで、大画面のMaxモデルは画面サイズが大きいことが「Maxの意味」だったが、iPhone 12では特別なカメラという特典もついてくる。

iPhone 12 Proと同じように広角・超広角・望遠の3つのカメラと、ARだけでなくカメラやビデオのオートフォーカスに利用するLiDARスキャナを組み合わせた「プロ仕様」のカメラシステムを搭載する。しかし、iPhone 12 Proとは異なる部分がある。

まず1つ目は、広角カメラだ。iPhone 12シリーズではf1.8からf1.6へと明るくなっているが、iPhone 12 Pro Maxではさらにセンサーサイズが47%拡大し、そのセンサー自体を動かすことで手ぶれ補正を行う仕組みが備わった。

明るいレンズ、センサーサイズの拡大、センサーシフト式の手ぶれ補正を組み合わせることで、暗所性能は格段に高まる。撮影の際の手ぶれをほとんど抑えることができ、シャッタースピード5分の1秒という、通常のカメラでは三脚がなければブレてしまうような場面でも、iPhone 12 Pro Maxのカメラはビシッと止まった画像が得られる。

明るい場所では、大きくなったセンサーサイズによる美しいボケ味も魅力だ。iPhone 12でも背景はボケるが、少し背景が散らかってしまう印象を受け、ポートレートモードを積極的に使いたくなる。しかしiPhone 12 Pro Maxの広角カメラは、ポートレートモードを使わずとも、背景を自然に柔らかな雰囲気でぼかすことができる。

とくに、ポートレートモードが利用できないビデオ撮影の際、背景のボケ味のキレイさを生かす撮影は、このモデルの特別な点だ。

新しい望遠カメラの使いどころ

iPhone 12 Pro Maxのカメラの特別さは、望遠カメラにも備わる。これまで広角の2倍(52mm相当)だった望遠レンズは、新たに2.5倍の65mm相当に変更された。これにより、被写体をより大きく近く写し出すことができるようになる。

望遠レンズの拡大は、同時に今までと同じ距離感では被写体がより大きく写ってしまうことになり、もしiPhoneの望遠カメラの距離感に慣れていた人は、調整が必要かもしれない。同時に、大きくなりすぎる場合は、離れるか、広角カメラに切り替えてより近寄るかを選択する必要がある。

一方、これまでよりも大きく被写体を写し出すことができるため、昆虫や植物のような、微細なモノや被写体の細部を写し出すマクロ撮影のような使い方も広がるのではないか、と思う。

またカメラ撮影全般で、光量が足りない場所ではLiDARスキャナを利用したオートフォーカスの高速化や、ポートレート撮影ができるようになった。その副次的な効果として、今までポートレートモードで撮影しにくかった透明なガラスのコップやストローなどが、きちんと被写体として認識できるようになり、コンピューター処理を活用する写真撮影の精度が高められている。

iPhone 12 Pro Maxの作例

  • 花に飛んでくるアブ。背景もきれいにボケている 花に飛んでくるアブ。背景もきれいにボケている
    筆者撮影
  • 広角カメラを用いたポートレート撮影 広角カメラを用いたポートレート撮影
    筆者撮影
  • 望遠カメラで湖のボートを撮影 望遠カメラで湖のボートを撮影
    筆者撮影
  • ポートレートモード。ストローもきちんと被写体として認識 ポートレートモード。ストローもきちんと被写体として認識
    筆者撮影
  • 背景の提灯やライトのボケがコップの間まで入り込んでいる 背景の提灯やライトのボケがコップの間まで入り込んでいる
    筆者撮影
1/
  • 花に飛んでくるアブ。背景もきれいにボケている
  • 広角カメラを用いたポートレート撮影
  • 望遠カメラで湖のボートを撮影
  • ポートレートモード。ストローもきちんと被写体として認識
  • 背景の提灯やライトのボケがコップの間まで入り込んでいる
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象