中学受験の準備はいつから? 塾はどう選んだ?--中学受験させた親アンケート【特集・本当に強い!塾・予備校】

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


 今年の小学校6年生は、小学校入学時からこの「ゆとり教育」の下で育った世代。公立中学校に進むと、私立中高一貫校に進んだ子どもと大きな学力差が出るのではないかという親の懸念が、今の中学受験ブームの一端を担ったともいえる。

また、首都圏の場合は、1999年から始まった公立中高一貫校の新設も中学受験者層の裾野を広げた。たとえば東京都では、05年に白鴎高校附属中学校が開校して以来、都立中高一貫校が今年は10校にまで増加。

私立に比べて学費が安いうえ、英語研修に力を入れる立川国際中や、論理的思考力のカリキュラムを組み込む武蔵高附属中など、独自の教育方針が人気を集め、倍率が10倍以上に及ぶことも珍しくない。

[+画像のクリックで拡大]

>>>こちらからアンケート調査の詳細データをダウンロードできます

ところが、こうした中学受験の盛り上がりの一方で、学習塾・予備校業界の市場規模は、09年度は9140億円(矢野経済研究所)と、91~92年ごろのピークに比べ1割以上縮小している。縮小要因の大部分は大学受験者の減少によるものだ。

少子化による18歳人口の減少で、今や大学は全入時代。高校生の現役志向も高まり、無理をしないで「入れる大学に入る」という生徒が増えている。かつて受験戦争の象徴でもあった老舗予備校は、浪人生の急減とともに、ここ数年で次々と姿を消した。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事