「ヴィレヴァン」を映画の題材に選んだ深い理由

監督と脚本家が語る「企業もの作品」の可能性

10月23日から公開の映画『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』は、書籍やCD、雑貨などを扱う店舗「ヴィレッジヴァンガード」を舞台にした作品だ ©2020 メ〜テレ
「名古屋が生んだ奇跡の本屋」ヴィレッジヴァンガード(ヴィレヴァン)を舞台にドラマ化された青春群像劇「ヴィレヴァン!」は、昨年の5月から6月にかけてメ~テレ(名古屋テレビ放送)で放送されていた。
ユニークな登場人物、サブカルの小ネタ満載の世界観、どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのかわからない「ヴィレヴァン」あるあるの数々などが視聴者の支持を集めた。そしてこのたび、ドラマシリーズの続編「ヴィレヴァン!2 ~七人のお侍編~」(10月26日より愛知・岐阜・三重にて放送開始。TVer/GYAO!にて見逃し配信もあり)と、映画『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』(10月23日より公開中)が放映・公開されることになった。
岡山天音、森川葵、最上もがら主要キャストは全員続投。イオンモール内のヴィレッジヴァンガードに舞台を移し、新たな物語を紡ぎ出している。
そもそもなぜそこでヴィレッジヴァンガードを題材に選んだのか? 本作の生みの親でヴィレッジヴァンガード5号店の勤務経験者でもある、脚本家のいながききよたか氏と後藤庸介監督に、本作製作の裏側、そして番組・映画制作を通して浮かび上がった「会社の個性」などについて聞いた。

ヴィレヴァンで働いていた

――そもそもこの作品の企画はどのように決まったのでしょうか。

後藤監督:いながきさんとは前から一緒に仕事をしていて、ちょうどお茶を飲んでいた時に、「ヴィレッジヴァンガードで働いたことがある」という話になった。その時は下北沢にあるちょっと面白い店くらいの認識しかなかったが、名古屋発祥の店で、話を聞けば聞くほど変な店だなと。

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ドラマでも描いていますが、そもそも儲けるためにやっていないとか、勝手に物を仕入れて、勝手に売っていいとか、変わった人から採用していくとか、そういう話を聞いていくうちに、青春ものの舞台にするのは面白いのではないかと思うようになった。それでヴィレッジヴァンガードに連絡をして、「ドラマをやりたいんで、話を聞かせてください」と言いました。

リサーチをしていくうちに、変な話がたくさん出てきて、これはやっぱり面白いと。やるなら店舗発祥の地である名古屋でやるべきだということでメ~テレさんに売り込みに行ったという流れです。

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