東大生が推薦!「頭の良さの基礎」をつくる5冊 「努力、思考、会話…」真似るだけで一気に上達!

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5:行動の型が身につく『ヘンテコノミクス』 

最後は、行動の型です。『ヘンテコノミクス』は、行動経済学をマンガで解説している非常に読みやすい1冊です。

『ヘンテコノミクス』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

人間はいろんな行動をしますが、それが合理的であるとは限りません。レストランに行って、「高いけど美味しい」と言うのと「美味しいけど高い」と言うのとでは、同じ情報しか語られていないはずなのに、後者のほうが印象悪く聞こえますよね?

それと同じで、人間の行動は、合理的には説明できないものがあります。今までの本で紹介してきたすべての型を踏襲して、合理的にはうまくいくはずなのに、こうした人間の「ヘンテコ」な部分によってうまくいかない部分が出てきてしまうかもしれません。

「ヘンテコな自分」を知り、それを避ける

『ヘンテコノミクス』は、そうした人間の非合理な部分を描き、「非合理な行動の型」を教えてくれる1冊です。

「ヘンテコな行動」を取る人たちの姿を漫画でコミカルに描き、ヘンテコな行動の型を紹介しつつ、逆にそうしたヘンテコな行動を利用して利益を上げる人たちの姿も同時に描いてくれています。

やりがちな行動、陥りがちな間違い、そして逆にそのヘンテコな人間の型を利用してうまく世の中で生きていく術を含めて、1章ごとに1つの漫画でわかりやすく教えてくれるのです。

型というのは、真似するべきプラスの型だけではありません。真似するべきでない「失敗の型」もあります。その中には、人間の習性としてどうしようもないものもありますが、しかしこの漫画を読んで、そういうヘンテコな行動の型を知っておけば、その型に陥ることを避けられるかもしれません。漫画ということで圧倒的に読みやすいので、ぜひ皆さん一度読んでみてください。

何度も言いますが、とにかく型を知ることは非常に重要です。真似すれば目標を達成でき、仕事でも成功できるかもしれませんし、逆にダメな型を知っていればそれを避けることもできます

自己流でやるのがいいというタイプの人もいるかもしれませんが、この機会に一度、「型」の勉強をしてみるのはいかがでしょうか?

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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