「会議の舵取り」の下手な人が知らない6つの技 活発な意見には心理的安全の確保が欠かせない
「同意」ではなく「受け入れる」
ファシリテーターの心構えで大事なことは、「中立的である」ということです。
参加メンバーを100%信じ、受け入れ、尊重することが基本となります。
ファシリテーターに受け入れてもらえているという感覚がなければ、なかなか本音を話してもらうことはできません。
これは、簡単なようでとても難しいことです。人間誰しも馬が合う人もいればそうでない人もいます。価値観だって1人ひとり違います。ただ、それでもファシリテーターは中立的に振る舞うべきだと思ってください。
そもそも会議は、多種多様な経験・価値観を持った人たちが知恵を出し合い、相乗効果によって、よりよい解決策などが導き出される場となります。
この最も基本的なことを忘れずに、中立性を保ち、メンバーを100%受け入れることが、いい会議を創り上げるのに必要なことだと思います。
なお、「受け入れる」ことと、「同意(同感)する」ことは違います。「受け入れる」とは、たとえ自分の考えと違っていても「あなたはそう思うんですね」と、いったん相手の考え、もっと言えば、発言者である「その人自身」を認めることです。
ただしその考えに、必ずしも自分が同意する必要はありません。自分の同意の有無に限らず、まず相手を「受け入れる」。その姿勢が肝心です。
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