「会議の舵取り」の下手な人が知らない6つの技

活発な意見には心理的安全の確保が欠かせない

質の高い会議を行うファシリテーターがつねに意識している上手な進め方や心構えを紹介(写真:kou/PIXTA) 
なかなか意見・本音が出ない、話がまとまらない、結論が出ない……。そんな会議に悩まされている人も多いのでは? 質の高い会議を行いたいなら、ファシリテーターが「心理的安全な場を演出する」役割を担うことが必要だと話すのが、プロファシリテーターであり『ゼロから学べる!ファシリテーション超技術』の著者である園部浩司氏だ。
「心理的安全な場を演出する」ための振る舞いや、やってはいけない言動、心構えなどについて詳しく聞いた。

「同意」ではなく「受け入れる」

ファシリテーターの心構えで大事なことは、「中立的である」ということです。

参加メンバーを100%信じ、受け入れ、尊重することが基本となります。
ファシリテーターに受け入れてもらえているという感覚がなければ、なかなか本音を話してもらうことはできません。

これは、簡単なようでとても難しいことです。人間誰しも馬が合う人もいればそうでない人もいます。価値観だって1人ひとり違います。ただ、それでもファシリテーターは中立的に振る舞うべきだと思ってください。

そもそも会議は、多種多様な経験・価値観を持った人たちが知恵を出し合い、相乗効果によって、よりよい解決策などが導き出される場となります。

この最も基本的なことを忘れずに、中立性を保ち、メンバーを100%受け入れることが、いい会議を創り上げるのに必要なことだと思います。

なお、「受け入れる」ことと、「同意(同感)する」ことは違います。「受け入れる」とは、たとえ自分の考えと違っていても「あなたはそう思うんですね」と、いったん相手の考え、もっと言えば、発言者である「その人自身」を認めることです。

ただしその考えに、必ずしも自分が同意する必要はありません。自分の同意の有無に限らず、まず相手を「受け入れる」。その姿勢が肝心です。

次ページ納得感を高める決定の仕方
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 不安な時代、不機嫌な人々
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT