「会議の舵取り」の下手な人が知らない6つの技 活発な意見には心理的安全の確保が欠かせない
明らかに自分とは異なる意見だと思っても、否定しないことです。
「その意見はどう考えてもないな……と思ってしまったときは、どうしたらいいですか?」と聞かれたことがありますが、答えは簡単です。
「そういう意見もあるんですね」と言ったり、「面白い意見ですね」と、プラスの側面を見つけることです。これなら、自分とは違う意見だけど、相手を批判することにはなりません。
どんな意見も見方を変えれば、よい/悪い、正しい/間違っていると、どちらにも解釈できることは多いので、ポジティブなほうを採用しましょう。
参加者の出した意見に対し、まずは最初に「いいね! いいですね!」と言う、誰かが述べた意見に対して大きくうなずくなど、「反応する」ことを意識してください。私は1時間の会議の中で、100回ぐらいは「いいね!」と言っているのではないかと思います。参加者が「反応してくれた」と思えることは、「ここは安心な場所だ」と実感することにもつながります。
会議環境にも配慮が必要
また、参加メンバーの安心・安全の場を提供する意味で、会議を行う環境も、少なからず配慮が必要です。
今までの経験から言うと、いくつか会議室があるなら、窓のある明るい部屋を選ぶことです。
ちょっと狭いぐらいのほうが、参加者1人ひとりの熱量が逃げないのでちょうどいいのです。
レイアウトは、島形式、スクール形式、コの字形式といろいろとあると思いますが、基本的には島形式で机と机はなるべく近づけてください。
また、会議の種類にもよりますが、「問題発見・解決会議」なら、お菓子やドリンクは自由に。BGMもOKにするとリラックスした環境下で臨めます。
ただし、今は新型コロナウィルスにより、ソーシャルディスタンスのため各座席の間隔を空けなければなりませんので、うまくアレンジしてください。
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