なぜ日本人はチャイナドレスが好きか? 大戦前の複雑な心境が生んだミステリー

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一風違ったチャイナドレス

児島虎次郎『西湖の画舫』 1921年 
油彩・カンヴァス 高梁市成羽美術館蔵

『西湖の画舫』には、杭州の西湖に浮かべた屋形船で遊ぶ人々が描かれている。画舫というのは装飾された屋形船のこと。

「女性と音楽を楽しみ、酒を酌み交わし、詩を作るという文人の遊びです。その典型的な姿を私たちに教えてくれます」

谷崎潤一郎も南京に行ったときに画舫で遊んだという。

これらのほか、藤田嗣治、梅原龍三郎、朝井閑右衛門らの作品や、当時のチャイナドレスも展示されている。また、モネ、セザンヌ、ゴッホなど、美術館のコレクションも見ることができる。

「描かれたチャイナドレス-藤島武二から梅原龍三郎まで」

2014年4月26日(土)~7月21日(月・祝)

ブリヂストン美術館
東京都中央区京橋1-10-1
Tel 03-5777-8600(ハローダイヤル)

10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
月曜休館(7月7日、7月14日、7月21日は開館)
一般800円、65歳以上600円、大高生500円、中学生以下無料
チャイナドレスや中国服で来館すると団体料金に割引

会期中、展示替えあり。

 

仲宇佐 ゆり フリーライター

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なかうさ ゆり / Yuri Nakausa

電機メーカー勤務、秘書などを経てライターに。ラジオ、アート、本などの記事や人物ルポを執筆

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