コロナを優に超える死者を出した感染症の歴史

ペストは14世紀に2億人もが犠牲になっている

そもそも感染症って何だろう? (写真:recep-bg/iStock)
感染症の元になるウイルスから、健康・暮らしに役立つものまで。世界は微生物が動かしている。中学理科のレベルで、やさしく解説した『世界を変えた微生物と感染症』より、感染症のパートを一部抜粋・再編集して掲載する。

感染症は「うつる」病気

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増え、発熱や下痢やせきなどの症状が出る病気を言います。病原体が体内に入り込んだだけでは感染したとは言いません。入り込んだ病原体が体内で増えて、何らかの不快な症状が出てきたときに初めて「感染症にかかった」と言えるのです。

感染症には、人から人にうつる伝染性のものと破傷風などのように、人から人にはうつらず、傷口から感染する非伝染性のものがありますが、大まかに分けると次のようになります。

【感染経路で分ける】
A.人から人へと感染するもの
 ① 接触感染
 ② 飛沫感染(せきやくしゃみなどで空気中に漂った病原体を吸い込んで感染)
B.動物や食べ物から人へ感染するもの
 ① 土の中などにいて、傷口などから感染
 ② 刺されたり咬まれたりすることによって感染
 ③ 食べ物から感染
【病原体で分ける】
A.ウイルスによるもの
  天然痘・スペイン風邪やアジア風邪などのインフルエンザ・エイズ・新型コロ
ナウイルスによる肺炎・日本脳炎など
B.細菌やカビによるもの
  ペスト・赤痢・腸チフス・ジフテリアなど
C.寄生虫や原虫によるもの
  マラリア・フィラリアなど
D.その他によるもの
  ツツガムシ病・発疹チフスなど
次ページ古来、人は感染症に脅かされてきた
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