コロナを優に超える死者を出した感染症の歴史 ペストは14世紀に2億人もが犠牲になっている
感染症の元になるウイルスから、健康・暮らしに役立つものまで。世界は微生物が動かしている。中学理科のレベルで、やさしく解説した『世界を変えた微生物と感染症』より、感染症のパートを一部抜粋・再編集して掲載する。
感染症は「うつる」病気
感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増え、発熱や下痢やせきなどの症状が出る病気を言います。病原体が体内に入り込んだだけでは感染したとは言いません。入り込んだ病原体が体内で増えて、何らかの不快な症状が出てきたときに初めて「感染症にかかった」と言えるのです。
感染症には、人から人にうつる伝染性のものと破傷風などのように、人から人にはうつらず、傷口から感染する非伝染性のものがありますが、大まかに分けると次のようになります。
【感染経路で分ける】
A.人から人へと感染するもの
① 接触感染
② 飛沫感染(せきやくしゃみなどで空気中に漂った病原体を吸い込んで感染)
B.動物や食べ物から人へ感染するもの
① 土の中などにいて、傷口などから感染
② 刺されたり咬まれたりすることによって感染
③ 食べ物から感染
A.人から人へと感染するもの
① 接触感染
② 飛沫感染(せきやくしゃみなどで空気中に漂った病原体を吸い込んで感染)
B.動物や食べ物から人へ感染するもの
① 土の中などにいて、傷口などから感染
② 刺されたり咬まれたりすることによって感染
③ 食べ物から感染
【病原体で分ける】
A.ウイルスによるもの
天然痘・スペイン風邪やアジア風邪などのインフルエンザ・エイズ・新型コロ
ナウイルスによる肺炎・日本脳炎など
B.細菌やカビによるもの
ペスト・赤痢・腸チフス・ジフテリアなど
C.寄生虫や原虫によるもの
マラリア・フィラリアなど
D.その他によるもの
ツツガムシ病・発疹チフスなど
A.ウイルスによるもの
天然痘・スペイン風邪やアジア風邪などのインフルエンザ・エイズ・新型コロ
ナウイルスによる肺炎・日本脳炎など
B.細菌やカビによるもの
ペスト・赤痢・腸チフス・ジフテリアなど
C.寄生虫や原虫によるもの
マラリア・フィラリアなど
D.その他によるもの
ツツガムシ病・発疹チフスなど
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら